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こまめに体調不良になっておくという戦略

 社員全員が受ける健康診断が毎年あるんだけど、昨年度末の健康診断を受けた後に体調を崩した方が続出したことがあった。朝食抜いたのがいけないんじゃないかとか、バリウムがまずいのでは、とか色々憶測が流れたんだけど、多分そういうことじゃなくて、健康診断という環境に居合わせた時に、それまでに溜めこんでいた疲れやら何やらが自覚症状として表出されてしまったのだと僕は思っている。ふだん自身の体調に気を使っていようといなかろうと、健康診断の会場に行った途端に人は自分の健康について考えさせられる。人間は環境に規定されるので、体調すらも環境に規定されてしまうのだろう。健康診断が毎年義務付けられている理由はたぶんそういう意味もあって、大変なことになってしまう前に、良くないところを小出しにさせておく必要があるのだろう。

 でももっと理想的なことを考えると、年1回体調が悪くなってしまう前に、さらに小出しに良くないところを処理してしまった方が良いように思える。周りの人間が健康のことばかり考えている環境に身を置くのが鍵ならば、例えばスポーツジムは適した環境の一つだろう。ジムに通う目的は、周りの人たちが運動したいと思っている人ばかりの環境に身を置けるという1点のみにあって、設備が整っているというのはその手段でしかない。あとは健康診断と似たような場ということで病院も案外適していると思っているんだけど、自覚している悪いところが無いのに病院に行くと迷惑になってしまう。

 そう考えると、スーパー銭湯というのは相当適した環境ではないだろうか。周りの人たちがこぞって癒されに来たり健康のことを考えているし、ジムと違って辛さは伴わないし、病院と違って良い雰囲気しか漂っていない。30分風呂に入っただけでは効果が無いかもしれないけれど、サウナで30分ぐだぐだしたり、マッサージで1時間ぐだぐだしたり、ご飯を食べながら1時間ぐだぐだしたり、お酒を飲みながら2時間ぐだぐだしたりすれば、健康になりたい人ばかりの環境で半日過ごすことができる。実に快適な体験ができるにもかかわらず、飲み会に1回参加するのと大差ない料金で済んでしまう。これなら自発的にスーパー銭湯に通える気がするし、継続性も生まれやすい。月に1回ぐらいはスーパー銭湯に行ってみよう。